Linuxという名の無数の選択肢について

Linux系OSは、無償で利用することのできるOSの中では有名なもので、ごく一部の人や企業や組織において、デスクトップOSとしても使われています。

Microsoft社やApple社などが無かった大昔からあるUNIXというOSを、模倣することで生まれたLinuxは、手軽なUNIX系OSとしても愛用されています。
インターネットが普及し、やがて21世紀に入ってからは、そういった技術者だけでなく、一般人でも使えるOSとして、急速に環境の整備が進みました。


Linuxの名を知らなくても、インターネット上の多くのサーバーのOSとして社会基盤を支え、ルーター装置,デジタル家電,Androidスマートフォンなどとしても活用されることによって、Linuxカーネルが動いていない世帯は、Windowsが無い世帯よりも、Macが無い世帯よりも珍しいものになっているかもしれません。

こういった多様性を持つLinux系OSは、本質的にはLinus氏が作り始めたLinuxというカーネルを中心に、オープンソースライセンスによるソフトウェアを組み合わせたものです。
Linuxカーネル自体がGPL Ver.2というオープンソースライセンスに基づいて開発が行われていて、すでにLinus自身が書いたコードは、そのソースコードの中に、ほんの2%にすぎないと言われています。

Linux系OSに限らず、WindowsやMacOSXでもオープンソースソフトウェアは広く普及し、多くの個人と企業や組織が、それぞれに修正し改良し、その変更点を公開しあうことによって、Linux系OSを含むオープンソースソフトウェアは、個人の利益であり組織の利益であり、そして社会すべての利益であり続けています。

一般的にフリーソフトと呼ばれる無料のソフトは、開発元以外が改修することができませんし、配布パッケージを作り直すこともできません。不具合があれば、開発元が改修してくれるよう願うしかありません。願いを聞いてくれないことも多いかもしれません。

市販ソフトは、文句を言わせないだけの品質や機能を用意したものが多々ありますが、それは一度の支払いで永遠に続くものではなく、金を払っているのに理不尽な思いをすることもあります。


オープンソースライセンスに基づいたソフトウェアは、フリーソフトウェアとも呼ばれますがフリーソフトとの区別のために、オープンソースソフトウェア(OSS)と呼ばれることが多くなりました。
フリーソフトはpay free(無料)のフリーですが、freesoftwareのfreeは自由です。
具体的には、ソースコードが公開されていることによって、第三者が自由に修正,改良,再配布などを行なう自由があることを意味します。ゆえに、open source softwareと呼ばれるようになりました。


Linux系OSは、無数のOSSの集合体です。
OSSでは目的にあわせて再パッケージ化することも自由ですし、標準動作とするオプションを変えることも自由、特定の目的のために、一部を改修した上で、それを再配布することも自由です。
そのため、Linux系OSには非常に大きな自由度があり、無数の選択肢があります。

つまり、一口にLinuxと言っても、サーバー向けのものとデスクトップ向けのものでは、大きく違いますし、同じデスクトップ向けのものでも、標準とするソフトウェアの違い、GUIの違い、OSとしての機構の違いなどがあり、どれがいいのかわかりにくいとも言われます。
それは、WindowsとMacOSXの違いや、WindowsXPとWindows8の違いのように、ある人にとっては大きな問題で、ある人にとってはどうでもいいような違いかもしれません。

ともかく、Linuxの中での選択肢は、状況によって変わりますが、このサイトとしてはWindowsXP時代のPCで、そのうちWindows7,8への移行が現実的では無い機種、つまり1GHz突破した頃から、シングルコアCPUの時代の終わり、そして、初期のデュアルコアCPUを搭載したPC、あるいはネットブックなどの非力とされたPCなどを対象として考えています。

そして、いくつかの要素を検討した結果、Xubuntu12.04LTSを推奨と考えています。

Xubuntu12.04LTSは2015年4月までのサポート期間を持ちますが、その期限までの間に、Linuxに辟易したら新しいPCを買うのもいいでしょう。
「Linuxでいいや」と思ったら、2014年4月に出るはずのXubuntu14.04LTSに切り替えれば、2017年4月まで使えるはずです。

Linux系OSの多様性は、古いCPUでも使い続けられる軽量なOSが、長期間に渡って継続開発されていくという強みがあります。
14.04LTSの次は16.04LTSへと次いで、Windows7,8と同じくらい長くXubutuで使い続けることもできるかもしれません。
UbuntuシリーズにおけるLTSは、WindowsXPにおけるSP3や、Windows8における8.1のように、アップグレードすべき無償の改良版であり続けるのです。
(XP SP3,8.1がそうであるように、次のLTSでうまく動かないことはありえないわけではありません)

Linux系OSの中で、Xubuntuは軽量版としては有名であり、よりシェアの高いUbuntuから多くの部分を共通とし、Ubuntuの公式の派生版(異なるフレーバー)とされています。そのため、Ubuntuのための改良の積み重ねは、よりマイナーなXubuntuにも取り込まれて行きます。

ですから、Xubuntu12.04LTSはその2012年4月リリースという新しさ通り、SATA,SSD,USB3.0などの新しい技術にも対応し、アプリケーション単位での音声出力の切り替えや音量調整,ステレオサウンドの左右バランス調整、LANを介したリモートスピーカーなどにも対応しています。

それは10年以上サポートが続いた結果、時代遅れになったXPよりも便利な環境になる場合もあることを意味します。


  • 最終更新:2014-04-09 06:25:07

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